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アートメイクとタトゥーの違い5選|知って安心の選び方ガイド

2025/09/18

「メイク時間を短縮したい」
「すっぴんに自信を持ちたい」

そんな思いからアートメイクを検討している方も多いのではないでしょうか。

また、アートメイクを検討している方の中には「タトゥーとの違いは?」と疑問を持つ方もいると思います。

アートメイクと「肌に針で色を入れる」という点が同じであるタトゥーですが、実は目的や安全性、法律上の扱いまで、まったくの別物です。

たとえば、アートメイクが1~3年で自然に薄まるのに対してタトゥーは半永久的に残ります。

違いを知らないまま施術を選ぶと「こんなはずではなかった」と後悔してしまうかもしれません。

この記事では、後悔しないために知っておくべき「5つの違い」を解説します。正しい情報を知り、安心して自分に合った施術を選ぶための参考にしてみてください。

アートメイクとタトゥーの5つの違い

アートメイクとタトゥーは、肌に針で色素を入れる点は同じなので、同じものだと考えている方も少なくありません。

しかし、実際は目的や安全性、法律上の扱いなど多くの違いがあります。後悔しないために、違いを知り安心して施術を選ぶことが大切です。

ここでは、アートメイクとタトゥーの5つの違いを解説します。ご自身の希望に合うのはどちらか、一緒に確認してみてください。

目的と持続期間|施術の主な目的や色素が皮膚に残る年数

アートメイクとタトゥーでは、施術を受ける目的が大きく異なり、どれくらいの期間デザインを残すかにも関係します。

それぞれの目的は以下になります。

  • アートメイクの目的:メイク時間を短くしたり、すっぴんに自信を持ったりするための「美容」が目的です。眉やアイライン、唇に施してお顔の悩みを解消し、生き生きとした表情を作ります。
  • タトゥーの目的:ファッションや自己表現としての「装飾」が主な目的です。体に絵や言葉などを刻み、ご自身の個性や信念を表します。

アートメイクは1~3年ほどで自然に薄くなります。肌の生まれ変わり(ターンオーバー)で、古い皮膚と一緒に色が排出されるからです。

一方、タトゥーは肌の奥深くに色素を入れるため半永久的にデザインが残ります。

アートメイクは、流行や年齢によるお顔の変化に合わせてデザインを変えられます。将来を見越した柔軟性がアートメイクの大きな特徴です。

針を入れる深さと痛みの違い|表皮への施術と麻酔の有無

施術で針を入れる皮膚の深さも、大きな違いの1つです。皮膚は、外側から「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」という層になっています。深さの違いは、持続期間や痛みの感じ方に影響します。

アートメイクは、皮膚の浅い部分である「表皮」に色を入れます。そのため、痛みは比較的軽いとされています。また、医療機関でおこなうため、麻酔クリームを使うことができてさらに痛みを和らげられます。

一方、タトゥーは皮膚の深い部分である「真皮」まで色を入れるため、強い痛みを伴います。真皮には神経や血管が多く、通常は麻酔を使いません。痛みが心配な方は、麻酔で痛みを管理できる医療アートメイクが安心です。

使用する色素と安全性|MRI検査への影響とアレルギーリスク

アートメイクとタトゥーは、使う色素(インク)の成分が異なり、アレルギーのリスクやMRI検査への影響にかかわります。

具体的な違いは以下になります。

  • アートメイクの色素:主にアレルギー反応やMRI検査への影響が少ない安全性の高い成分を使用します。体が異物と判断しにくく、肌の生まれ変わりで自然に体外へ排出されます。
  • タトゥーのインク:色を長持ちさせるため、酸化鉄という金属成分を含む場合があります。そのため、金属がMRIの強力な磁気に反応して熱を持つと、やけどをしたり検査画像が乱れたりする可能性があります。

どちらの施術も、針を刺すため感染症のリスクがあります。しかし、アートメイクを医療機関で受ける場合は、衛生管理が徹底されています。使用する色素の安全性にも配慮しているため、安心して施術を受けられます。

法律上の位置づけと施術者の資格|アートメイクは医療行為

施術をおこなう場所や、施術者の資格にもはっきりとした違いがあり、安全を守るうえで重要なポイントです。

具体的なポイントは以下になります。

  • アートメイク:針で皮膚に色素を入れる行為は「医療行為」と法律で定められています。そのため、医師か、医師の指示を受けた看護師しか施術できません。資格のない人がおこなうと、法律違反(医師法違反)になります。
  • タトゥー:彫り師が施術をおこないますが、国が定めた公的な資格制度はありません。

アートメイクが医療行為なのは、健康被害のリスクがあるからです。安全に施術するために皮膚の構造や衛生管理の専門知識が不可欠です。クリニックを選ぶ際は、施術者が医師や看護師であるかを必ず確認しましょう。

デザインの修正・除去のしやすさ|将来の変化への対応力

一度入れたデザインを後から変えたいと思ったときの対応のしやすさも大きく異なります。

違いは以下になります。

  • アートメイク完全には消えませんが、1~3年で自然に薄くなるため、デザインの修正や変更がしやすいのが利点です。年齢によるお顔の変化や好みの移り変わりに合わせて調整できます。
  • タトゥー:半永久的に残るため、デザインの修正や除去は非常に難しいです。消すには高額なレーザー治療などが必要で完全に消えず跡が残ることもあります。

ライフスタイルや好みは、将来変わっていく可能性があります。その時々の自分に合わせてデザインを柔軟に変えられるアートメイクは、安心して始めやすい選択肢といえるでしょう。

まとめ

今回はアートメイクとタトゥーの違いを5つのポイントで解説しました。どちらも肌に色を入れる施術ですが、目的や持続期間、安全性、そして法律上の扱いに違いがあります。

とくに大切なのは、アートメイクが医師や看護師による「医療行為」であるという点です。

アートメイクは肌の浅い層に色素を入れるため完全には消えませんが、1~3年で自然に薄くなり、ライフスタイルの変化に合わせてデザインを修正できるのも魅力です。

後悔のない選択をするためには、こうした違いを正しく知ることが重要です。

ご自身の希望に合うのはどちらか、まずは信頼できる医療機関のカウンセリングで、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。あなたにぴったりの方法が見つかるはずです。

当クリニックは、浜松駅から徒歩5分というアクセス抜群の立地にあります。

仕事帰りやショッピングのついでにも気軽に立ち寄ることができ、忙しい日々の中でも無理なく通院できます。

駅近なので、天候に左右されず快適に通院できる点もメリットです。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

アートメイクは医療行為です。だからこそ、施術を行うスタッフの技術と経験は非常に重要です。当クリニックのスタッフは、長年の経験と実績を持つアートメイクの専門家です。

解剖学的な知識に基づき、お客様一人ひとりの骨格、筋肉、皮膚の状態を正確に把握した上で施術を行います。

また、お客様のご希望やお悩みを丁寧にカウンセリングし、肌質や毛質、アレルギーの有無なども考慮しながら、理想の仕上がりを実現するための最適な施術プランをご提案いたします。

施術中は痛みや不安を最小限に抑えるよう配慮し、安全で確実な施術を心がけており、使用する機器や色素は厚生労働省の認可を受けた安全性の高いものだけを使用しています。

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