
「アートメイクに興味はあるけど痛いのが怖くて踏み出せない」と悩んでいませんか。
アートメイクは皮膚のごく浅い層の0.02mmの深さに色素を入れる医療行為であり、痛みを伴う可能性があります。
しかし、正しい知識を知ると不安が解消でき、痛みも限りなくゼロに近づけられるでしょう。
この記事では、医師の視点から「痛みを最小限に抑える5つの知識」を解説します。
部位ごとの痛みの違いや麻酔の効果、ご自身でできるケアまで紹介しますので、安心して施術を受けられるようぜひ最後までご確認ください。
アートメイクの痛みをゼロに近づける5つの知識

「アートメイクに興味はあるけれど、痛いのはちょっと…」と不安に感じてはいませんか。
痛みがあることへの不安から、施術への一歩を踏み出せずにいる方も多いはずです。
アートメイクは、専用の針を使い、皮膚のとても浅い部分である「表皮層(ひょうひそう)」の0.02~0.03mmの位置へ色素を入れる医療行為です。
そのため、痛みを完全に無くすことは難しいですが、正しい情報を知り痛みを限りなくゼロに近づけることはできます。
この記事では、安心してアートメイクの施術を受けるための5つのポイントを、医師の視点でわかりやすくお伝えします。
部位別(眉・アイライン・リップ)の痛みの感じ方と持続期間
アートメイクは、施術する場所によって皮膚の薄さや神経の集まり方が違うため、痛みの感じ方も変わります。一般的には眉は痛みが少なく、アイライン、リップの順に痛みを感じやすくなる傾向です。
それぞれの部位の痛みの感じ方や期間は以下になります。

痛みや症状、痛みが続く期間には個人差があるので、ご自身が希望する部位はどのくらいの痛みなのか、目安として参考にしてください。
表面麻酔クリームと局所麻酔の効果と副作用・アレルギーのリスク
アートメイクの痛みを和らげるために、麻酔は欠かせません。施術ではおもに施術する部分に直接クリームを塗ることで、皮膚の感覚を鈍らせる「表面麻酔クリーム」が使われます。
施術中の痛みを軽くできますが、完全に無痛にはなりません。クリニックによっては、さらに痛みを抑えるため、以下のような麻酔を用意する場合もあります。
- 局所麻酔:注射で投与する麻酔です。痛みを抑える効果は高いですが、使用しているクリニックは限られます。
- 笑気麻酔:鼻からリラックス作用のあるガスを吸う麻酔です。ふわっとした感覚になり、不安や恐怖感を和らげます。別途料金がかかったり、施術後の車の運転ができなかったりするなどの注意点があります。
いずれの麻酔薬にも、副作用やアレルギーのリスクがあると知っておく必要があります。とくに、過去に歯科治療で麻酔薬が合わなかった経験がある方は、安全に施術を受けるために必ずカウンセリングの際に医師へ伝えましょう。
痛みを軽減する施術者の技術と『アートメイク分室』のこだわり
施術者の技術力は、アートメイクの仕上がりだけでなく、痛みの感じ方を大きく左右する重要な要素です。経験豊富な施術者は皮膚への負担を最小限に抑えるため、針の動かし方や色素を入れる深さを的確に調整する技術を持っています。
また、施術の方法によっても痛みの感じ方は変わります。一般的に、手で彫る方法よりも専用の機械(マシン)を使う方が痛みを感じにくいとされています。
『アートメイク分室』では、お客さまの痛みを少しでも和らげて、リラックスして施術を受けていただけるよう、以下のようなこだわりを持って取り組んでいます。
- こまめなお声がけ:施術中は常にお客さまの痛みの状態を確認し、不安を和らげながら丁寧に進めます。
- 麻酔の追加:痛みが強い場合は、無理に進めることはありません。表面麻酔クリームを追加して、痛みが和らぐのを待ってから再開します。
- 一人ひとりに合わせた施術:お客さまの施術日の体調や肌質に合わせて、針の進め方や速度を調整して丁寧な施術を心がけています。
施術前後の痛みを抑えるセルフケアと体調管理のポイント
痛みを最小限に抑えるには、クリニックでのケアだけでなく、ご自身のセルフケアも非常に重要になります。
ご自宅でできる簡単なポイントをご紹介します。
【施術を受ける前のポイント】
- 十分な睡眠をとる::寝不足だと痛みを感じやすくなります。前日はゆっくり休みましょう。
- 体調を整える:風邪気味のときや生理中で体調が万全でないときは、免疫力が下がり、痛みや腫れが出やすくなるため施術を避けましょう。
- 飲酒を控える:アルコールは血行をよくするため、施術中の出血や施術後の腫れを強くする原因になります。
- 日焼けを避ける:日焼けした肌はデリケートな状態です。痛みを強く感じる可能性があるため注意してください。
【施術を受けた後のポイント】
- 施術部位を冷やす:清潔なガーゼで包んだ保冷剤で優しく冷やすと、痛みや腫れが和らぎます。
- 処方された軟膏を塗る:指示されたとおりに軟膏を塗り、施術部位の乾燥や細菌による感染を防ぎましょう。
- 刺激を避ける:施術後1週間は、飲酒や激しい運動、サウナなどを避けましょう。血行がよくなると痛みや腫れが長引く原因になります。
ダウンタイムの痛みや麻酔料金などのよくある質問
アートメイクの痛みに関して、患者さまからよくいただく質問にお答えします。
Q.ダウンタイム((施術によるダメージから肌が回復するまでの期間))中の痛みはいつまで続きますか?
A.痛みのピークは施術後1~2日の場合が多い傾向です。その後は少しずつ落ち着いていき、多くの方は1週間ほどで気にならなくなります。痛みがつらい場合は、処方された鎮痛剤を使い、クリニックにご相談ください。
Q.麻酔の料金は施術費用に含まれていますか?
A.クリニックによって対応が異なります。施術料金に麻酔代が含まれている場合と、別途料金がかかる場合があります。『アートメイク分室』では、カウンセリングの際に料金について詳しくご説明しますのでご安心ください。
Q.2回目のリタッチは、初回より痛いですか?
A.痛みの感じ方に大きな差はない場合が多い傾向です。1度経験しているため精神的な不安が少なく、リラックスして受けられる方が多い傾向です。
まとめ

今回は、アートメイクの痛みを限りなくゼロに近づけるためのポイントを、麻酔の効果やセルフケアの観点からご紹介しました。
アートメイクの痛みは、クリニックでの適切な麻酔や施術者の技術、ご自身の体調管理によって最小限に抑えられます。
大切なのは、不安を1人で抱え込まず、専門家に相談することです。正しい知識と準備があれば、安心して施術に臨めます。
まずは信頼できるクリニックのカウンセリングで、ご自身の疑問や心配な点を気軽に話してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
当クリニックは、浜松駅から徒歩5分というアクセス抜群の立地にあります。
仕事帰りやショッピングのついでにも気軽に立ち寄ることができ、忙しい日々の中でも無理なく通院できます。駅近なので、天候に左右されず快適に通院できる点もメリットです。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
アートメイクは医療行為です。だからこそ、施術を行うスタッフの技術と経験は非常に重要です。当クリニックのスタッフは、長年の経験と実績を持つアートメイクの専門家です。
解剖学的な知識に基づき、お客様一人ひとりの骨格、筋肉、皮膚の状態を正確に把握した上で施術を行います。
また、お客様のご希望やお悩みを丁寧にカウンセリングし、肌質や毛質、アレルギーの有無なども考慮しながら、理想の仕上がりを実現するための最適な施術プランをご提案いたします。
施術中は痛みや不安を最小限に抑えるよう配慮し、安全で確実な施術を心がけており、使用する機器や色素は厚生労働省の認可を受けた安全性の高いものだけを使用しています。