
毎日のメイク時間を短縮し、すっぴんにも自信を与えてくれるのがアートメイクの魅力です。一方で「デザインに失敗したら?」と不安を抱え、施術をためらっている方も少なくありません。
アートメイクは肌に色素を入れる医療行為のため、デザインのミスマッチや1年~3年後の経年変化、アレルギーなどのリスクはゼロではありません。
しかし、正しい知識や適切なクリニック選び、丁寧なアフターケアを行うことで多くのトラブルは回避できます。
この記事では、アートメイクで後悔しないために知っておくべきリスクや注意点を具体的に解説します。
安心してアートメイクへの一歩を踏み出すため、記事を最後まで読んでみてください。
アートメイクで後悔しないためのリスクと注意点

アートメイクは、毎日のメイク時間を短くしたり、すっぴんに自信を持たせてくれたりして多くの魅力があります。
しかし、肌に針で色を入れる施術なので、痛みや失敗などに不安を感じて一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。
安心して施術を受けるためには、事前にデメリットやリスクを正しく知ることが重要です。
そこで今回は、アートメイクで後悔しないために知っておきたいポイントを一つひとつ丁寧に解説します。
眉毛のデザイン、好みと違う?理想の仕上がりにするために施術前にすべきこと
施術前に「イメージと違う眉毛になったらどうしよう」というデザインへの不安を抱える方もいるでしょう。
アートメイクは簡単に消せないため、デザインがイメージと異なることは避けたいです。
イメージ通りにアートメイクの施術を受けるために、施術前に行う「カウンセリング」が重要です。アートメイクでなりたいイメージを施術者としっかり共有しましょう。
相談するときは、理想の眉の写真などを見せると細かい部分まで話し合うことができます。仕上がりに満足できず修正を希望する場合は、追加の費用や時間がかかり、完全に元の状態に戻すのは難しいです。
納得できるまで親身に相談に乗ってくれる、信頼できるクリニックを選ぶことが、デザインで後悔しないための第一歩です。
数年後に変色・まだらになる?経年変化による形の崩れ
アートメイクは、1度施術を受けても永遠に同じ状態を保てるわけではありません。
肌は「ターンオーバー」といって、約1ヶ月の周期で新しい細胞に生まれ変わります。
肌のターンオーバーによって、アートメイクの色素は1年~3年ほどで少しずつ体の外に排出され、色が薄くなっていきます。
色が薄くなる過程で、部分的に色が抜けてまだらになったり変色したりして、アートメイクの輪郭がぼやけると、形が崩れて見える場合もあるのです。
アートメイクをきれいな状態で保つためには、「リタッチ」というメンテナンスを受けるのがおすすめです。2回目の施術は、初めの施術から約1カ月〜3カ月後がおすすめです。
リタッチで色が薄くなった部分を補うことで、アートメイクの仕上がりを長く保つことができます。
アートメイクのリスクとは?アレルギー・感染症、MRIなど身体への健康リスク
アートメイクは、医師または医師の指示を受けた看護師が行う「医療行為」です。そのため、身体へのリスクも正しく知る必要があります。
具体的なリスクは以下になります。
- アレルギー反応:色素に含まれる金属や麻酔クリームなどの成分に体が反応して、かゆみや赤み、腫れが出る場合がまれにあります。アレルギーが心配な場合は、事前に「パッチテスト」でチェックできるクリニックを選びましょう。
- 感染症:衛生管理ができていない場所で施術を受けると、感染症を起こす危険性があります。施術は衛生管理を徹底している医療機関で受けてください。
- MRI検査:アートメイクの色素には、ごく微量の金属が含まれている場合があります。金属が含まれているとMRIの強い磁力に反応し、アートメイクを施術した箇所が熱く感じることがごく稀にあったことがありました。近年使用されている色素には鉄分がごくわずかな場合が多いです。しかし、医療機関によっては検査を断られてる場合があるため、MRI検査を受ける際は必ずアートメイクをしていることを医師や技師に伝えてください。
また、妊娠中や授乳中の方、重い病気をお持ちの方は施術を受けられない場合があるため、事前のカウンセリングで必ず相談しましょう。
ダウンタイム中の正しいアフターケア
施術後の肌が回復する期間を「ダウンタイム」と呼びます。個人差はありますが、施術直後から2日~3日は、施術した場所に軽い痛みや腫れ、赤みやかゆみを感じる場合があります。
その後、色が一時的に濃く見えたり、薄いかさぶたができたりしますが、これは正常な経過です。1週間ほどで落ち着いて徐々に自然な色合いに馴染んでいきます。
【ダウンタイム中の注意点リスト】
- 施術後1週間は運動やサウナ、プールなどを避ける
- 処方された軟膏などで、しっかりと保湿を続ける
- かさぶたは、無理に剥がさず自然に取れるのを待つ
- 施術後1週間は、施術した場所へのメイクや、強くこするなどの刺激を避ける
- 施術前後1ヶ月は、ピーリングやレーザー脱毛などの顔への美容施術を控える
ダウンタイム中の過ごし方は、アートメイクの色の定着や仕上がりを大きく左右します。きれいな状態を長持ちさせるために、クリニックからの指示を守り、正しいアフターケアを心がけましょう。
アートメイクのリスクを避けるために大切なクリニック選び
今回お伝えしたリスクを避けるために、大切なのが「信頼できるクリニックを選ぶこと」です。
アートメイクは、エステサロンではなく、医師が管理する医療機関でしか行えません。安全な施術を受けるために、以下の点を必ず確認しましょう。
【クリニック選びのチェックリスト】
- 医師がいる医療機関か
- 施術の実績は豊富で、症例写真を確認できるか
- カウンセリングで、リスクや費用、アフターケアについて丁寧に説明しているか
- 料金プランは分かりやすいか(リタッチ料金も確認)
- 使用する器具や色素は、安全性が確認されているか
- 万が一の肌トラブルが起きた時に、きちんと対応してくれるか
安心して相談できるクリニックを見つけることが、後悔しないための重要なポイントです。
リスクや注意点を知り、安心してアートメイクの施術を受けよう

今回は、アートメイクで後悔しないためのリスクや注意点についてご紹介しました。デザインがイメージと異なることや健康への影響など、不安に感じる点もあったかもしれません。
しかし、これらのリスクは信頼できる医療機関を選ぶことで、ほとんどが避けられます。
大切なのは、事前のカウンセリングで納得できるまでしっかりと話し合い、施術後のアフターケアまで丁寧に対応してくれるクリニックを見つけることです。
アートメイクは、あなたの魅力をさらに引き出してくれる技術です。後悔しないためにも、まずは安心して何でも相談できるクリニックを探すことから始めてみてください。
アートメイクは医療行為です。
当クリニックのスタッフは、アートメイクに関する研修と経験を積んでおり、施術前はお客さま一人ひとりの状態を拝見し、丁寧にカウンセリングした上で施術プランを提案します。
また、施術中はお客さまの痛みや不安を軽減できるよう最大限配慮し、衛生管理や安全に留意した上で施術を実施します。
施術中や施術後の過ごし方など、少しでも疑問や不安な点があるきは、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
【アートメイク施術に関する重要事項】
医療広告ガイドラインの限定解除の要件にもとづき、以下の情報を明記いたします。
- 施術名:アートメイク
- 施術の説明:アートメイクとは、本来化粧をする部分の皮膚に針や刃物で傷をつけて色素を入れることで、皮膚を着色する施術の事です。
- 施術の副作用(リスク):発赤、痒み、腫れ、疼痛、つっぱり感、熱感、硬結、内出血、アレルギー、感染、痺れ、倦怠感、頭痛、筋肉痛、蕁麻疹、むくみ、発熱、咳、冷や汗、胸痛などを生じることがあります。
- 施術の価格:11,000円~88,000円