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アートメイク後のワセリンはいつ塗る?正しい頻度とタイミング

2025/10/08

アートメイクの施術を終え、鏡を見るたびに気分が上がっている方も多いでしょう。アートメイクの美しい仕上がりを長く保てるかは施術後のアフターケアにかかっており、施術直後からのワセリンの使用は重要です。

施術直後の肌は、非常にデリケートな状態です。そのため、アフターケアを少しでも誤ると、色素がうまく定着せずに色むらができたり、感染症を引き起こしたりする可能性があります。

せっかく時間とお金をかけたアートメイクが、理想と異なる結果にならないよう肌を守るための正しい知識は欠かせません。

この記事では、ワセリンを塗る適切な頻度やタイミングと施術後に実践すべきケア方法を解説します。正しい知識を身につけ、美しい仕上がりを長く楽しむために最後まで確認してみてください。

アートメイクの仕上がりを左右する!ワセリンの重要ポイントは?

アートメイクを理想の仕上がりで長く楽しむために欠かせないのが、施術後のアフターケアです。

アフターケアを正しくおこなえるかで、色素の定着や色持ちなどが大きく変わります。

施術後の肌は見た目ではわかりませんが、とても細かい傷がついているデリケートな状態です。

そのため、アフターケアを怠ると色むらや色落ちなどのトラブルを招くこともあります。

今回は、ワセリンを使用するときの正しい頻度やタイミングについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

ワセリンを塗るのはいつからいつまで?塗るタイミングと頻度

ワセリンは、施術後に塗ることでデリケートな肌を守る「保護膜」になります。また、細かい傷がある肌を乾燥や雑菌から守り、色素が定着しやすい肌環境を整えます。

【ワセリンを塗る期間と頻度の目安】

  • 期間施術当日から、肌の状態が落ち着くまでの約1週間が目安です。
  • 頻度1日に2回〜3回、または乾燥を感じたタイミングで塗りましょう。
  • タイミング洗顔後や入浴後など、肌を清潔にした後に塗るのがおすすめです。

施術後の肌は、思っている以上に敏感になっています。こまめな保湿を心がけ、外部の刺激から肌をしっかり守りましょう。

眉・リップ・アイラインなど部位別の正しいワセリンの塗り方と適切な量

ワセリンは部位ごとの正しい量や方法で塗る必要があります。また、塗る際は清潔におこなうことが重要です。塗る前は必ず石鹸で手を洗い、綿棒や手を使って優しく塗りましょう。

塗りすぎてベタつきが気になる場合は、ティッシュで優しく押さえて余分なワセリンを取り除いてください。取り除くときは、強くこすらないよう注意しましょう。

洗顔やメイクはいつからできる?ダウンタイム中の生活の注意点

施術後の肌が回復するまでの期間を「ダウンタイム」と呼びます。ダウンタイム期間中は、日常生活でも注意が必要です。とくに水に濡れたりこすったりすると、色素の定着が悪くなる原因になります。

【洗顔・メイクの開始時期の目安】

  • 洗顔施術後約1週間は、施術した場所を濡らさないでください。施術個所ではない部分は、拭き取りタイプのクレンジングで優しくケアするのがおすすめです。
  • メイク:アートメイク施術部位のメイクは、肌が完全に落ち着く1週間後からにしましょう。アートメイク施術部位以外のメイクは翌日から可能ですが、メイクをする際や落とす際は、施術部位に触れないよう注意が必要です。

【ダウンタイム中の生活習慣チェックリスト】

  • 激しい運動やサウナ、長風呂は避ける(汗や血行促進が色素定着の妨げになります)
  • 飲酒は血行を良くするため施術当日は控える
  • 紫外線対策をしっかりおこなう(帽子やサングラスが有効)
  • 施術部位を触ったりこすったりしない

色むらや感染症をまねく?アフターケア期間中に避けるべきNG行動

施術後のデリケートな肌は、感染症やその他の肌トラブルを起こしやすい状態です。

そのため、アートメイクを長持ちさせるために、アフターケア期間中に避けるべき行動を知ることが重要です。

具体的に避けたい行動は以下になります。

  • かく・こする・かさぶたを剥がす:かゆみが出ても、絶対に掻かないでください。かさぶたはインクが定着する過程でできる大切なものです。自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。無理に剥がすと、色むらや傷跡の原因になります。
  • 刺激の強いスキンケア製品の使用ピーリング剤やスクラブ入りの洗顔料、アルコール成分の強い化粧水などは肌への刺激が強すぎます。施術後1ヶ月程度は使用を避けましょう。
  • プール・海水浴・温泉不特定多数の人が利用する水場は、雑菌が多く感染のリスクが高まります。最低でも2週間は控えてください。

注意点に気をつけ、アートメイクを長く保ちましょう。

ワセリンを使用したアフターケアでアートメイクを長く楽しもう

今回は、アートメイク後のワセリンの使い方を中心に、アフターケアの重要性について解説しました。

アートメイクの美しい仕上がりは、施術そのものだけでなく、施術後の丁寧なアフターケアで決まります。

とくにワセリンでの保湿は、デリケートな状態の肌を乾燥や雑菌から守り、色素の定着を助ける大切なステップです。

施術後3日~1週間は、ワセリンを1日2回~3回、清潔な手や綿棒で優しく塗ることを習慣にしましょう。

ダウンタイム中のNG行動を避け、施術部位をこすったり濡らしたりしないことも、色むらを防ぐ上で欠かせません。

アフターケアについて少しでも不安や疑問があれば、自己判断せずに施術を受けたクリニックに相談してください。正しいケアを続けて、理想のアートメイクを長く楽しみましょう。

アートメイクは医療行為です。

当クリニックのスタッフは、アートメイクに関する研修と経験を積んでおり、施術前はお客さま一人ひとりの状態を拝見し、丁寧にカウンセリングした上で施術プランを提案します。
また、施術中はお客さまの痛みや不安を軽減できるよう最大限配慮し、衛生管理や安全に留意した上で施術を実施します。

【アートメイク施術に関する重要事項】

医療広告ガイドラインの限定解除の要件にもとづき、以下の情報を明記いたします。

  • 施術名:アートメイク
  • 施術の説明:アートメイクとは、本来化粧をする部分の皮膚に針や刃物で傷をつけて色素を入れることで、皮膚を着色する施術の事です。
  • 施術の副作用(リスク):発赤、痒み、腫れ、疼痛、つっぱり感、熱感、硬結、内出血、アレルギー、感染、痺れ、倦怠感、頭痛、筋肉痛、蕁麻疹、むくみ、発熱、咳、冷や汗、胸痛などを生じることがあります。

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